お礼
ふるさと旅行村へ馬達を連れて行ったのが昨年の秋、明日で1年になります。いきなり紅葉シーズンとなって大忙しでした。
想像以上の賑わいで、走り回る元気ざかりの小さなお子様、3歳から8歳ぐらいが多かったため、急きょ、安全を確保するため古民家前の柵を設置し、馬とのふれあい体験を実施しました。
遠い昔のようですがあれから明日で1年を迎えます。柵の設置、移転時の厩舎作りはすべてボランティアの皆様による手作りで、結果、とても心温まる場所になりました。
その後も、皆様がボランティアで草刈りや整備を手伝ってくださっており、なんとか1年を迎えました。
またふれあいに来てくださった方々のカンパ金も餌代にさせていただいており、馬達も土日祝はふれあい体験に勤しんで、平日は比較的ゆっくり過ごす(紅葉時や夏休み、春休み、GW、連休は大変!)ことが出来ております。
誠にありがとうございます。 平日は、もっと久万高原町民の方々に乗っていただきたいため、何かプランを考えようと思います。また、馬術部的な感じで子供さんに乗馬を身につけさせたい方や、試合に出てみたい方が出て来てくれたら楽しいのですが。
こんな感じで、ゆっくりではありますが、少しずつ等身大からちょっとだけ背伸びぐらいな感じで成長していく予定です。馬達が幸せに暮らせることが大前提なので、儲けも出にくいのですがお金がないと馬や施設の維持、拡張は出来ないので、皆様にご理解をいただきながらバランス良く続けていけたらと思います。
ふるさと村に来たことは、私の理想に近い馬の環境への実現に一歩近づきました。特に今年は馬耕にはじまりそこで出会った方々の支援で、障害者の方々にもマンボやアルファに乗って乗馬をしていただけたことが、自分としてはとても感動的でした。お世辞抜きで喜んでくれていることは、馬達にも伝わっていると感じました。私も嬉しかったです。
最終的には、
1)広い放牧場があり、放牧している馬達を見て回れるような馬公園のような場所を作りたい
2)スポーツ少年団を立ち上げて、比較的安価で水泳と馬術を学べる場を作り、生涯の友を得られる場所にしたい
3)ふるさと村では、小さなお子様からお年寄りの方、障害がある方までが楽しみながら切磋琢磨したり、気分転換をしたり、自分の居場所としてここを利用してもらえること
を目標にしています。
1)については、近隣の方のご理解を得ることや、別の場所として放牧が出来るような馬の公園を作ること(引退競走馬や高齢馬の余生を過ごさせる場所作り)も検討しています。
2)については、自分自身の資格取得のため時間もお金もつぎ込んでおります!(年が年なので大変ですが)久万高原町で馬術部兼水泳部を作れたらいいなぁと。
(現在、競泳塾アゲインという水泳教室を松山市のコミセンやアクアパレットにておこなっております。馬と水泳両方を習えますので、お問い合わせ下さい。)
身構えずにカジュアルに馬と接することが出来る場所になれたらいいなと思います。現在、観光乗馬をメインでおこなっていますが、今後も続けていき、馬にはじめて乗るっていう方が、99%の久万高原愛馬会 なのですが、ここで乗って、松山や新居浜など愛媛県下の乗馬クラブさんにも行ってみよう!と思っていただけたらより良いかなと思います。愛媛県の方々はお馬さんが大好きだと思いますので、この中から、スポーツとして乗馬、馬術を楽しみたいなという方が増えてくれたら、微力ながら、馬達の余生を支援する活動にもつながるのかなと感じています。
四国中央市へお米配達
何年か前から、愛媛県内外の方々が、久万のウマいお米(馬糞堆肥を土作りに使用して循環型農業をしていたす)をご購入くださっています。
今日は四国中央市まで配達に参りました。いつもはお送りするのですが毎年ご購入してくださっていますのでお礼をお伝えしたくて。
最初は久万高原町まで買いに来てくださいました。かなり遠く2時間15分くらいはかかりましたが、この距離を買いに来てくださったことにあらためて感謝をし、お礼の気持ちをお伝えすることができました。
また、2年前からこの方のご近所さんもご購入してくださっているためこの方にもお礼をお伝えしました。娘さんが馬が大好きで北海道の競走馬牧場で働かれていたそうで、子供の頃、馬をみて感激して涙を流されたのだそうです。久万高原へもぜひいらしてくださいとお話しをしました。
ありがたいことに毎年買ってくださっている方々に感謝いたします。
この後、エヒメ乗馬クラブにも立ち寄り馬達の顔をみて、久万高原町でいただいたリンゴをお裾分けしました。騎乗者資格2級(馬場)の合格カードをいただいて帰りました。
その後松山で水泳指導。皆勤賞組が頑張って練習をしてくれました。小学6年生の男の子は力がついてきています。身体の成長が目覚ましいのでタイムが伸びるのが楽しみです。
鈍行の良さ
久万高原ふるさと旅行村へ馬を連れて来るための工事(自分達でボランティアの方々による手作り厩舎、柵)をはじめて約1年経ちます。皆様には心から感謝をしております。手作りならではのあたたかみを感じる厩舎になっており、唯一無二の厩舎です。
私がウィンダムという馬を引き取って飼い始めたのは2013年、お金のためではなく、自分の人生を後悔したくないし、今動かなければ、ウィンダムはいつまでもは生きていないだろうということで、私は決心をし動きました。そこから人生が大きく変わりました。
↑松山でのウィンダムのための手作り厩舎 納屋を改装
資本主義の競争社会では、お金が一番であり、お金のためにいい仕事をし立派になるといい人生を歩める という仕組み、ストーリーを教育により埋め込まれていますが、私はウィンダムを引き取ることによりその世界から少し脱出したように思います。また、以前は無駄を省き合理性ばかりを追求して人とそう関わらずにお金を効率的に稼ぐことにエネルギーを費やし情熱を注いできていました。
馬を引き取り久万高原町へ移り、田舎暮らし、山暮らし、農業をするとそうも行かず、少々非効率な日々に数年はイライラもしていました。(最近やっと慣れたのですが)
お金にならない雪かきという作業にもいらついていました。
しかし、アナログの良さや非効率だからこそいい部分も少なからずあります。人の温かさだったり、人間らしさだったり、計算でははかれない心の隙間を埋めるようなあたたかみとか助け合いという部分です。顔をあわせ、挨拶をして、話すこと 等もやはり心には良いように思います。私たち日本人は農耕民族で、欧米人とは違いますから、欧米化された部分でかなり無理をしているし男女平等社会にも歪みがあると感じます。心は悲鳴をあげつつも毎日がやってきてとにかく仕事をしなくてはいけないという社会。コロナを機に見直した方がいいと思います。
さて、昨年の秋からふるさと旅行村に馬と共に入れていただきましたが、今の運営も、お金儲けのために馬を飼っているわけではないため、お金がいつも足りてないような状態ではありますが、だからこそ馬に無理をさせすぎることもなく良いような部分もあります。ビジネスライクに行くと使えない馬はどんどん出していい馬を残し、楽な馬で稼いで行く、これに尽きると思います。従業員やそのご家族を抱えると、そうせざるを得ませんし、馬は殺処分もされます。抱える従業員がいない今は、そこを厳しくする必要はありませんので、馬達とずっと過ごせる範囲で、少しは稼げるようにしていくのが理想です。
また、お金で簡単に解決できることを、お金をかけず(ないので 笑)、ボランティアの皆様のお知恵を拝借し、少しずつ作って行くことは、鈍行列車の旅と似ているなと思います。この速度でしか見られない景色や楽しみを同じ思いを持つ皆で一緒に見ながら、少しずつ前に進みます。私もO林先生もかなりせっかちなのですが、なぜなのでしょうね。不思議です。もちろん無理をすれば、新幹線や特急列車に乗ることも出来るでしょう。でも焦らずにゆっくりと進みたいと思います。
今後しっかり事業として成り立つような仕組みを作って行くつもりですが、今の良さは失わないように、真心ある場所でありたいと思います。
厩舎づくりスタートから1年、たくさんの方々に支えられており、心より皆様にお礼を申し上げます。どうもありがとうございます。今、ここに来てくれている4頭が元気に活躍できたり、皆様に可愛がってもらえるような場であれば良いかと思います。なるべく馬の良いところを見つけ、いかし、彼らと一緒にできるだけ長くやっていきたいと思います。
木材を運んでは皆様に厩舎や柵をつくってもらいました。
ふるさと旅行村の皆様、近隣の皆様、役場の皆様、ボランティアの皆様、誠にありがとうございます。
馬耕イベント、セラピー乗馬、障害者のための乗馬
4月 馬耕イベント
(二名地区にて)
いつもの馬のイベントとは少し違い乗ること以外でたのしめること
久万高原町では牛で耕し、馬で木を出していたため、こんなイベントが合うかなーと思って開催してみました。乗馬イベントとはまた違った方々との出会いがありました。
、
また、岩間敬さんという馬耕や馬搬を日本に復活させようという運動をされている方に久万高原町に来ていただき実演していただきました。
愛媛新聞さんや久万高原町の町報に掲載していただきました。
皆でわいわいと馬耕体験をして楽しめました。
5月 森林セラピーの勉強会&乗馬体験
上記馬耕イベントにお越しいただいた方々から、久万高原町の素晴らしい環境をいかしたセラピー的なことを開催できないかとのご提案を受け、森林が人に与える安心感の勉強会をふるさと旅行村にておこないました。また、騎乗も体験していただきました。
園芸療法士さんや理学療法士さん、自然歯科の先生と、ここは心身共にリフレッシュできるので、たのしいリハビリ、機能回復が出来る場所にしたらたのしいね という話題も出ました。
6月 マンボを障害者作業施設へつれていきました。
皆様にあたたかくマンボをむかえていただき、さわっていただき、乗っていただきましたが、普段は台の上には怖くてあがれない方が、マンボに乗るときにはあがることが出来たりしました。施設の職員さんもびっくりされていました。また、今度は大きな馬にも乗ってみたいなぁというお声もあがりました。
7月より障害者施設の方が、厩舎の掃除に来てくれることになりました。最初はこんなに楽をしたら申し訳無い気もしましたが、来て掃除をしていただける日はとても体が楽で、助かっております。いつも綺麗にしていただきありがとうございます。
7月1日(木)障害者のための乗馬サポーター養成講座(ゼロからはじめるサイドウォーカー)を開催しました。大雨が降る中、15名の方にご参加いただきました。予想以上に参加していただきましたが、続けて開催をし、実際に障害者の方が馬に乗ってくれて、サポートをしてみたりしましたが、次回以降も続けていき、みんなで講習を受けながら、障害者の方が乗馬を出来る場所にしていけたらいいなぁと思っています。
高齢者や、小さなお子様を乗せる際にも、共通した危険回避もあるため、とても勉強になりました。また、馬を知らない人が聞いても分かる内容で、好評でした。
今後も、パステル工房さん(障害者作業施設)にもご協力いただき、みんなで楽しくこの講習会を続けて行けたら良いなと考えています。
第二回の講習会は、8月5日(木)、6日(金)に開催致します。
講習料金は、3千円(お弁当・ケーキセット付)です。
春になってきました!
久万高原ふるさと旅行村にもうすぐ戻る予定で準備を進めています。また、春からよろしくお願いします!withコロナでしっかりと対策をして、たのしく久万高原らしいイベントも色々と開催していきたいと思います。ウマと一緒に。
↑新居浜でのふれあいの様子
また、この度、日本水泳連盟の『基礎水泳指導員』資格を無事取得することが出来ました。【基礎水泳指導員とは (公財)日本水泳連盟が認定した水泳指導者の基礎資格です。JASPOコーチ1を取得するための資格です。】競泳塾Againという水泳チームでの指導をしています。久万高原町の方々にもスイミングやフィンスイムをしに来ていただければと思います。(松山市のコミセンプールをメインに活動しています)
馬術の方も、近く検定を受けB級ライセンスを取得しておきたいと考えています。こちらも指導者を視野に日々精進中ですが、年齢的にも金銭的にもかなり大変な状況ではありますね😂
将来、スポーツ少年団を久万高原町で立ち上げて、子供達が水泳(競泳)や乗馬(馬術)、出来れば山遊びや農業が出来るような活動をやっていきたいです。
久万では馬、松山では水泳という形でこれまで頑張ってまいりましたが、久万高原町でも水泳の方でも今年から活動させていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
春名美佳さん(元競泳五輪選手、バタフライ二大会五輪連続出場and連続入賞)がアルファやマンボ達会いに来てくれました。久万高原町、新居浜、松山と愛媛県を大移動。また、競泳塾Againの練習にも参加してくださいました。子供達も大喜びでした。ありがとうございました😊🙇♀️